行列指数関数の公式
行列指数関数の公式をいつも忘れるので,ここに書き留めておく.
ブロック行列
に対して,
が成り立つ.
この公式の重要なことは,右辺右上に行列指数関数の積分がでてくることである.
このかたちの積分はいろいろなところで現れる.たとえば,連続時間線形システム
を入力をゼロ次ホールドして得られる離散時間システム
について,
とかける.ただし,はサンプリング周期である.これらの行列は,ブロック行列
に対する行列指数関数の部分行列(左上と右上)である.
システム制御のための数学〈1〉線形代数編 (システム制御工学シリーズ)
- 作者: 太田快人
- 出版社/メーカー: コロナ社
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